前場は、今日の売りイベントを警戒し過ぎた揺り戻しの買いも入ったのか、インデックスは強かったですね。ファクター的にも、昨日の流れを引き継いでリスクオンの動きでした。

事件の後、後場は雰囲気が一変しまして、イベントの売り圧力もありましたし、インデックスは売られました。ファクター的にもリスクオフ。ちょっと変わったところでは、東証マザーズ指数は引けにかけて上昇したということ。ただこれは、新規の買いが入ったというよりは、リスクオフでショートカバーが入っての上げに見えました。ロングオンリーの投資家にとっては、まあ上がれば何でもいいというところもありましょうが、今日の動きで買い乗せで波に乗っていくのは少し危険な感じ。ロングショートの投資家にとっては、ショートでやられ過ぎる辛いマーケットが戻ってきた感じ。需給が複雑に絡み合って、ロング投資家にとっても、ロングショート投資家にとっても、それほどいいマーケットではないようです。

 

明後日の日曜日は参議院議員選挙。今のところ自民党優位は変わらないように思えます。色々なことが整理されて、来週からはすっきりしたマーケットになってくれることを願いますが、トレンドなりモメンタムなりの判断は、月曜日のマーケットを見てからになりそうです。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]