始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

[今回の内容]

1)フロー動向

  • 投資主体別売買状況・現先合算85週)

 2)今月のインデックス・イベント

  • 配当再投資先物買い(9/289/29)|権利付き最終=9/28
  • 日経平均入替え(9/30)|公表9/5
  • FTSE 9月リバランス(9/16)|公表8/19NAREIT公表9/1

3) 来月以降のインデックス・イベント

  • TOPIX_10FFW  RB10/28)|公表10/7

 4)主なイベントスケジュール

 

1)フロー動向 

  • 投資主体別売買状況・現先合算(85週)-海外投資家は2週連続の売り越し 個人は2週連続で買い越し

8月第5週(8/299/2)の現物と先物の両取引を合算した投資主体別の売買は、海外が現物、先物合算で2週連続の売り越し(1兆1,843億円)。個人は現物、先物合算で2週連続で買い越した(8,675億円)。

同週の日経平均は2週連続で下落した。26日のジャクソンホール会合の講演でパウエルFRB議長はタカ派姿勢を鮮明にした。

米金融引き締め長期化への警戒からリスク回避ムードが続き、週間ベースでは約990円の下落となった。

海外投資家は現物と先物とも大幅に売り越し、特に先物は63週(9,137億円の売り越し)以来の売り越し額(7,581億円)となった。一方、個人は下落局面において逆張りの動きが強まり、現物を大幅に買い越した(6,911億円)。

企業による自社株買いが継続し、事業法人は3週連続で現物を1,000億円超の買い越し(1,188億円)となった。

 

2)今月のインデックス・イベント

  • TOPIX_9リバランス(9/28)|公表9/7

自己株消却で500億円前後の売り、主な銘柄は物産、HOYALIXIL、ネクソン、JSR
売り方向上位のHOYATOPIX的に売り(60万株・90億円)→9/30NK225では買い1,500万株・2千億円

 

  • 配当再投資先物買い(9/289/29)|権利付き最終=9/28

配当再投資先物買いは、20223月において加重型で1兆円、NK225型で2千億円

9/29配当落ち影響度(QUICK試算8/30時点)日経平均224.1円、TOPIX19.3pとなっており、これを基に配当再投資を試算すると以下の通り。

尚、その他加重型(FTSE)も勘案すると1兆円想定で違和感なし。従って、加重型1兆円&日経平均型2千億円買い※1となる。

*後述のように、9/30に予定されているNK225入替えに伴う売りが6千億円発生する見込み。

結果的に9/289/30の当該オペレーションのみの需給では、TOPIX先物1兆円買いvs NK225(先物+現物)売り4千億円となる。9月最終週のNT倍率の動きが注目される。

 

  • 日経平均入替え(9/28,9/30,10/3)|公表9/5

除外:3103ユニチカ、6703OKI1333マルハニチロ

採用:6594日電産(0.8)6273SMC(0.1)7741HOYA(0.5)(カッコ内株価換算係数)

静銀の出入りが絡むことで、全体オペ日程にズレ。8355静銀→5831しずおかFGで売買を行わない前提(一部売り決め・買い決め)で、

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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