今朝午前3時(日本時間)の米FOMCの発表は予想通りの利上げ無しでしたが、その後のパウエル議長の発言やドットプロット(金利予測分布図)は想定以上にタカ派なものでした。利上げがもう1回あるかどうかはまだ見方が分かれていますが、少なくとも利下げ時期は来年後半にずれ込みそうということで、高金利が長引きそうということを嫌気し、米株、特に米グロース株が大きく下げました。
それを受けて本日の日本株は弱い展開でした。米金利高と、明日お昼の日銀金融政策決定会合への警戒感とで日本の金利も上昇したため、銀行株が強かったですが、円安気味にも関わらず精密、電機などグロース系が弱くなりました。結果、TOPIXも下げました(-0.9%)が、日経平均の方が大きな下げ(-1.4%)となりました。
グロース系の弱さをもろにくらったのが東証マザーズ銘柄など、中小型グロース株でした。東証マザーズ指数(-2.7%)以上に大きく下げる良ファンダメンタルズ銘柄も目立ちましたが、一方で下げ止まり感を出しながら反転上昇するものもあり、弱気一色という感じではなかったのが救いでした。東証マザーズ指数において現物指数と先物価格の乖離幅の縮小に見られるように、先物主導で買いが入っていたようです。いつもの14時半以降の買いも弱々しいながらも確かに入っておりました。
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