日米の生成AI関連銘柄、半導体関連銘柄を引っ張っているエヌビディアの決算が、今日の夜の米株市場が引けてから明日未明(日本時間)にあるわけですが、昨夜早くも先回りの売りが出たのかその株価が-4.4%と下げ、その他米ハイテク株もつれ安していました。ですので今日の日本株は半導体関連銘柄が売られましたし、また金融株や鉄鋼株などのバリュー株も少し利食い的な売りが出ていまして、日経平均-0.3%、TOPIX-0.2%と全般的に弱い展開となりました。ただ、下げ幅としては小さく、調整の動きが続いているだけの感じです。

 

なんとなくの雰囲気悪化を嫌気したというか、エヌビディアの決算は経済指標ほどの大きなイベントだから?その前にという感じで、急ピッチな上げの後でもありましたし、中小型株にはリスクオフ的な売りが出たようで弱く、グロース250指数は-2.6%と大幅安となりました。ただ売買代金は減っていましたので、売り込まれたという感じではなく、買いが引っ込んだ中で下げ幅が大きくなってしまった、そんな印象でした。今日のところの動きはやむを得ないということで、エヌビディア後の明日のマーケットにリスクオンとなることに期待です。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]