明日14日火曜日夜の米4月PPI、15日水曜日夜の米4月CPIの発表を前に、静かなマーケットとなるべくして今日は静かなマーケットでした。日経平均-0.1%、TOPIX-0.2%と、薄商いの中ほぼ変わらずでした。グロース250指数は少しだけ頑張って+0.1%となり、引き続き650ptをキープできました。

 

日銀の買い入れオペ減額により、30年国債利回りが2.03%と2011年8月以来の高水準となったり、10年債が0.94%と1%にジワリ近づいたりということで、TOPIX不動産業指数が-3.3%と不動産株全般が売られました。インフレ傾向は不動産株にポジティブであり、中長期的には株価上昇に向かうはずですが、米金利動向も含めて金利に非常に敏感なマーケットになっていますので、短期的な株価下落はしょうがないところです。ただ、大きく下げるようであれば、それは買い増しのチャンスとなりますね。楽しみに待ちましょう。

 

決算発表に関しましては、予想通りコンサバな数字を出す会社が多いですが、同時に自社株買いだったり、配当金増配だったりといった株主還元を発表して、株価を下げさせないよう工夫する会社も多いです。いい決算なのに大きく売られてしまう、日本の決算発表の特徴的動きも勿論見られますが、どちらかというと大きく上昇する銘柄の方が目立っているようです。チャート的にボトムから回復するような動きを見せるようなものには、ちょっとついていきたいところです。今日でいうと、ULSグループ(3798)に注目しています。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]