昨夜の4月米JOLT求人数が予想以上だったため米株が小幅高となり、日本株も日経平均+0.8%、TOPIX+0.5%と反発しました。

 

昨日の下げ止まり感は正しかったようですが、しかして積極的に買われたわけではなく、小リバウンドといった感じでした。

 

引き続き防衛関連銘柄が強く、大型では特にIHIが+4.2%と買われました。日本製鋼所+5.6%、日本アビオニクス+3.5%、東京計器+2.9%も押し目待ちに押し目無しといった感じで上がってまして、反動安が怖いながらもまだ上で乗っていけそうな雰囲気です。

サンリオが売買代金2位で+4.2%と、MSCI指数トレードのあと、順調に戻り局面となっています。

昨日の引け値に対してはディスカウントTOBとなった豊田自動織機が-11.9%。対してトヨタは+1.9%でした。

 

グロース250指数は+1.1%と中小型株は今日も買われました。

ただ今日は、東証グロース市場で値上がり/値下がり銘柄数比率が48%/42%と、値上がり銘柄数の方が値下がり銘柄数より多いながらも50%を切っており、少しだけ不安材料となりました。

 

とはいいつつも、主力のQPS研究所+6.4%、サンバイオ+8.6%が東証グロース市場売買代金1,2位と売買代金を伴って強く、データセクション+20.8%(ストップ高)、ZenmuTech+10.0%、FFRI+3.4%、デジタルグリッド+7.6%といった参加しやすい銘柄も大きく上げていますので、ファンダメンタルズプレーヤーにとってもディーラーにとってもいいマーケットが続きました。

造船銘柄も強く、名村造船所が+7.8%、先週火曜日にこちらのコラムで取り上げたジャパンエンジンは+17.0%(ストップ高)でした。

 

何かがあって下がるまでは素直に上についていく。

中小型株はそんなマーケット継続中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]