イスラエルイラン武力衝突にやや楽観的な見方が続き、昨夜の米株がちゃんと戻しましたので、本日の日本株もその流れを受け日経平均+0.6%、TOPIX+0.4%と続伸しました。
ただ、日経平均38,500円の壁(売り圧力)はまだありましたし、トランプ米大統領がG7を切り上げて急遽帰国の理由がわからず疑心暗鬼もありで、上値は伸び悩みました。
日銀金融政策決定会合は想定通りの政策金利変更なし、国債買い入れ減額幅圧縮で無風通過でした。
発表後に利回りが小幅に上昇し、銀行株や景気敏感株などが少し買われました。
今日も半導体株が強く、アドバンテスト+2.4%、ディスコ+6.3%、東京エレクトロン+2.9%が売買代金1,2,6位で上昇しました。
グロース250指数は-0.2%(-1.5pt)と下げました。
ロックアップ明けの売り圧力警戒で大きく売られたSynspective-21.4%が-4.2ptの寄与度でしたので、これがなければ指数はプラスでした。
Synspectiveにつられるように同じ宇宙関連のQPS研究所-6.1%、主力同士でサンバイオ-8.2%、株価急上昇により時価総額を上げてきて、もう材料株から主力株に変貌したかのHeartseed-15.1%の寄与度が計-5.6ptですので、これらもなければグロース250指数は+1.3%でした。
中小型株優位のマーケットは終わっていません。
今日は東証グロース市場、東証スタンダード市場ともに、売買代金上位の銘柄リストは上げ下げ入り組んでますし、銘柄ごとの値幅も大きいしでした。
このところの中小型株マーケットは堅調なのはいいとして、やや荒れた感じのところもあります。
しかし今日は、ジワリと良ファンダメンタルズ銘柄に資金が向かい始めたようで、弊社リサーチのコラム推奨銘柄のパフォーマンスも良好でした。
(ちなみに推奨銘柄のうち1銘柄は、本日引け後に超大手IP企業との資本業務提携を発表しておりまして、明日の大幅高が見えています。)
材料株の派手な動きを羨ましくw見ておりましたが、良ファンダメンタルズ銘柄はちゃんとゆっくり着実に上がっています。日々の値動きにあまり一喜一憂せず、安定した精神状態を保ちながらいいパフォーマンスがとれるのはいいですね。
材料株物色も少し飽きが見えていますので、良ファンダメンタルズ銘柄への資金移動は今後ますます増えていくとみています。弊社リサーチのコラム推奨銘柄の値動きもますます楽しみになってきました。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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