日経平均は+2.9%、TOPIXは+2.5%、グロース250指数は+4.0%と大きく反発しました。

トランプ米大統領が対イラン戦争の早期終結に言及し、前日に急騰していた原油先物が下げたことが支えになりました。


ただ、上昇の見た目ほど強い相場ではありませんでした。

東証プライムの売買代金は7.7兆円と前日から2割減っており、新規の買いが入ったというより、昨日積み上がったショートが半分ほど買い戻された印象です。

場中も前場は強かった一方、後場は上値が重く、昨日の下げを全部取り戻すような勢いまではありませんでした。


主導したのは、いつも通り半導体・AI関連です。

売買代金TOPから、キオクシア+8.5%、古河電工+8.5%、フジクラ+6.4%、アドバンテスト+5.2%、レーザーテック+14.5%、と、上がる日に買われる銘柄が素直に買われました。

ただ、例えばこの銘柄群でレーザーテックはアナリストの格上げもあったので一昨日の引け値を回復しましたが、その他4つはできておらず、やはり本格買いというより自律反発の色が全般的に濃かったです。


グロース250指数が+4.0%と強く、手詰まり感の中で中小型株に物色が向かった面がありました。


大型株同様、半導体関連でAIメカテック+8.2%、精工技研+8.1%、日本電子材料+8.3%などが上げました。

オキサイド(量子レーザー)+16.6%、主力かつバイオ系のスリーディーマトリックス+13.9%、オンコリスバイオファーマ+12.5%、GNI+7.3%もありました。


ただ、スタンダード市場売買代金トップの日本ギア工業(原発・対米投資関連)-5.2%、グロース市場売買代金トップのグリーンモンスター(材料株)-22.9%など、短期資金の回転は速く、全体の盛り上がりには欠けました。


今日は、悲観の巻き戻しだけといえばそれだけでした。

ただ、明日原油がさらに落ちつき、株が上昇して寄り付くようであれば、やれやれの売りよりは、のっていく買いの方が強くなり、スルスル上がっていく展開が期待できます。

下値警戒継続ですが、上方向のプレーが楽しめそうです。


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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]