米トランプ大統領による2-3週間以内にイランから撤退の可能性示唆、イラン大統領の戦争終結に意思ありの表明により、大きくリスクオンとなって日経平均+5.2%、TOPIX+4.9%、グロース250指数+5.5%と大幅高となりました。

 

米トランプ大統領がイランから手を引く方向でのコメントはその前から出ていましたし、撤退可能性もどこまで信用できるかわかりませんが、ともかく紛争終結後のために待機していた資金に、マクロ系のショートカバーが加わりまして、大きな値幅での上昇となりました。

 

一昨日から、意外高が期待できるとこのコラムでコメントしておりまして、期待していたので逆にそれほど意外ではないところもありましたが、大きな上昇率については意外でした。

ただそれがショートカバー主導(寄ってから引けまで一本調子の上昇は、マクロファンドによる機械的な買いのことが多い)によるところがあったり、東証プライム市場の売買代金は7.4兆円と高水準ですが大盛り上がりではなかったりで、上昇継続には少しだけ疑問符がつくところです。このまま上がってほしいですが。

 

原油価格(先物)も14時くらいから急落しており、価格が下がることはポジティブですが、その前までは上昇していましたので、ニュースフローと原油価格の動き、それに対する指数の動きが連動していないのも少し不気味でした。

 

ディーラー気質が強いため、どうしてもリスクを色々考えてしまいますが、今晩のNY時間を無事通過できれば、明日以降は少し落ち着いた展開になりそうです。

 

個別銘柄では、売買代金上位はキオクシア+14.3%、古河電工+12.9%、アドバンテスト+10.7%のようになっており、いつもの半導体・AI関連銘柄上昇が見えましたが、今日はちゅうぎんF+11.0%、めぶきF9.2%など地銀が非常に強いのが目を引きました。

 

中小型株ではパワーエックス+15.2%が東証グロース市場売買代金トップで、中小型株を引っ張りました。

 

原油価格が下げたとはいえ紛争前に比べればまだ高く、米プライベートクレジット問題もまだ終わっておりません。

今週は米雇用統計も控えています。

紛争が終わったとして、従来の問題はまだあるわけで気を抜けませんが、株の上げ下げは気持ちというか勢いの部分も大きいですので、このいい雰囲気のまま上がってほしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]