以前のコラムで、グロース株(マザーズ銘柄、高バリュエーション株)の動向は、米長期金利(10年)の0.72%に注目と申し上げました。それを抜けるとグロース株からバリュー株への選好の変化が本格的に始まるのではないかと。
そのレベルをクリアに抜けてきたのが、トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染して入院した後の10/5でした。その後の10月中盤まではまだ東証マザース指数急騰などもあってグロース株が頑張りますが、月末にかけて、バリュー株優位、大型株優位となっていきました。
そして今日、米ファイザー社による新型コロナウイルスへのワクチン開発の大きな進展のニュースから、大型バリュー株が買われ(TOPIX+1.12%)、中小型グロース株が大きく売られる(東証マザーズ指数-6.38%)展開。引き続きNY時間でもTOPIX先物が買われ、東証マザーズ指数先物が売られています。
現在米長期金利(10年)は0.96%。これが1%を超えていかなければいずれグロース株へ物色が戻っていくと思いますが、これていくとよりバリュー株相場になるかと思います。しばらく中小型株を持って我慢していくのか、一旦外して次のチャンスを待つのか、悩ましいところです。
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リサーチのコラム(ライト)
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