金曜日の夜に発表された米CPIは、インフレピークアウトの観測も多かった中で予想外の強い数字。米株指数は軒並み3%程度下げて週末となりました。

それを受けて日本株も今日は弱かったですが、モメンタムに左右される日経平均(-3.0%)や東証マザーズ指数(-4.8%)の下げに比べてTOPIXの下げが-2.2%に留まりましたのは、引き続き日本株には買いが入っている証左とも思えました。しかしやはり、大きな下げなのは否めません。

日本時間16日未明に発表の米FOMC政策金利は、波乱なく0.5ポイント利上げだと見方が優勢です。しかし9月までの3回のFOMCのどこかで0.75ポイント利上げがありそうで、そうした警戒感が強い今の状況では、とりあえず織り込み具合を見定めるまで、デルタフラットめ、ポジション小さめで様子見ですね。

 

いつものごとくどちらが先かは分かりませんが、暗号資産も全般弱くなっています。先日はLUNA&UST問題がありましたが、今現在はTRON&USDD問題が浮上中。またstETH&ETH不安もジワジワ増大中で、ETH(イーサリアム)が非常に弱い。ETHはBTC(ビットコイン)に次ぐ時価総額第2位のコインですので、暗号資産界の大きな懸念となっています。。。株と暗号資産の負のスパイラルはご免ですね。。。

 

 

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]