米FOMC政策金利は0.75ポイントの利上げでした。それを受けて米株は上昇。

昨日のコラムで、0.75ポイントだったら今日の日本株はそれほど動かずか、上下動きが激しいかどちらかではないかと予想しました。その流れでいきますと、上下動きがやたら激しくなる(今回は上)と見せかけて、結局のところ織り込み済みで引けではそれほど動かずと、予想した動きの両方を一日でやった感じでした。

なぜ0.5ポイントや1ポイントのケースで予想したような、上下はっきりした動きにはならないと予想したかと言いますと、0.75ポイントが、あく抜けの出来ない一番中途半端な数字だからです。パウエル米FRB議長のコメントでも、次回は0.5ポイントか0.75ポイントと言っていまして、どちらかなのかが想定しづらい展開になってしまい、上下どちらにも織り込めないのです。。。

日本時間で米株指数先物が弱かったですね。これは前回5月のFOMC政策金利発表の際に、発表日は大きく上げ、翌日に大きく下げたということが、相当トラウマになっているということだと思います。これもまた市場の迷いを表しています。

というわけで、リスクを取れる材料に欠け、今日はデルタもポジションも更に小さくする日となりました。誰でもいいそうなコメントで恐縮ですが、今後の日本株の動きについては、今日の夜の米株の動きを見てみないことにはなんとも言えません。。。

昨日ファンド解約的な売りで弱かった”いい銘柄”は、今日は強いものが目立ち、昨日落としたリスクを今日少し戻す買いがあったのだと思われます。これはいい材料でした。明日も続いて欲しいですが望み薄か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]