こちらのコラムでは、月曜日には日経平均が28,000円を超えるようなら、波に乗るように買い増しをお勧めし、その後28,000円を超えられず火曜日、水曜日には台湾情勢というリスクもありましたので、少し下をケアする(指数などを少し売る)戦略をお勧めしました。(個人的には、EEZ内にミサイルを撃ち込まれても、なんともほとんど反応しない日本株には少し驚きました。相手が北朝鮮ではなく中国なので。。。)
今日は日経平均は28,000円を超えて引けまして、代わりにではないですが中小型株は利食われて、今週を終えました。ではここからどうするか。
本格的な戻り相場となる条件がそろっておらず、がっつりロングという訳にはいかないと、機関投資家の多くはそうした見立てでしたので、先月からの戻り相場であまり買えていなかったと思われます。一方、今晩の米雇用統計、来週水曜日の米7月CPIを警戒してはいるものの、今ここで大きく売るという必要性もあまりありません。上がったら乗り遅れまいと買わなければいけないフローと、それほど出ない売り圧力により、ジリジリではあるが着実に上がるマーケットとなる可能性が高いと見ています。ですので、少し買い増しをお勧めしますが、前述の通り、米経済指標というイベントリスクがありますので、すぐに逃げられる程度のサイズでという感じが良さそうです。リスクを計る一つ指標としては原油先物価格に注目していまして、シグナルとしては、原油先物が90ドルを割っている、大きく超えない限りは、株式市場の堅調さはまだ続きそうだと見ています。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:日経平均38,000円サポートもあり反発。中小型株は売り圧力もあったが、来週に向け希望の持てる展開。 - 2024年11月22日
- マーケット一言:ウクライナ情勢やや悪化で日経平均は38,000円近辺まで下げる、明日サポートされるか注目、中小型株は今日も強いが、いい波が少し終わり気味 - 2024年11月21日
- マーケット一言:38,000円サポートで地政学リスクを跳ね返すも前日比小幅マイナス。中小型株は相対的にまだ強く、個別で勝負できる相場つき。 - 2024年11月20日
- マーケット一言:薄商い続くが反発、セクターの動きも悪くはない。中小型株が待っていた大幅反発、個別銘柄で勝負できるいいマーケット続く。ただ地政学リスク(ロシアウクライナ)増大中。 - 2024年11月19日
- マーケット一言:医薬品株が大きく下げ、売買代金もなく指数は反落。中小型株は個別では悪くなく、昨日の参考銘柄も強し。 - 2024年11月18日