最近の強い経済指標をみて警戒モードにはなってはいたのですが、パウエル議長のやや想定外のタカ派議会証言を受け、昨夜の米金融市場は、金利高、株安となりました。日本株(日経平均先物)もそれなりに売られてはいましたが、米金利高は円安に繋がり、昨日の夕方から2円程度円安の137円台後半となったことに支えられ、本日は小幅上昇で引けることが出来ました。

 

今月22日の米FOMCにおいて0.5%の利上げをする見方は1か月前には10%以下で、0.25%が大本命と見られていたわけですが、一昨日は0.5%利上げの確率が30%まで上がり、そして昨夜は75%まで上昇しました。まだ0.25%の目もあるかなと個人的には思っているのですが、ともかく0.5%の利上げをある程度織り込めたのであれば、それはそれで米株の下げも一過性で終われるかもしれません。

 

いずれにせよ、何度も申し上げている日本株優位は変わらない状況です。先週金曜日の前場中に、少し買いたいところですねと会員様にはお伝えしましたが、買えていた方はまだもう少しそのまま買いポジションを引っ張って良さそうです。28,500円を超えられずにぐずぐずしだしたら、少しづつ売るイメージで、上がっていく分にはポジションはそのまま放置といった感じです。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]