東証プライム市場の売買代金は再び3兆円台前半まで落ち込み、盛り上がらないマーケットが戻ってきてしまいましたが、今週は配当金が支払われるピークの週ということで現物買いも入っているようで、日経平均+0.5%、TOPIX+0.6%と上昇しました。

 

ドル円は160円台をうかがっておりトヨタ+2.5%など自動車株が強かったです。日銀の「主な意見」でタカ派的な見方が多かったこともあって、円金利高から金融株も強かったですので、盛り上がらないながらも全般高の様相ではありました。ただ、円安はインフレを通じて日本株にネガティブ論台頭もあったりしますので、日経平均が39,000円を超えていく勢いはありませんでした。為替介入警戒もありましたね。

 

グロース250指数は+0.1%と上昇しましたが、マイナス圏で取引する局面もあり、今日は全体としての強さは感じられませんでした。売買代金上位のインテグループ-13.2%、カバー-2.5%、エヌ・ピー・シー-9.2%と主力が下がっていました。

 

ただ一方で、サンバイオ+14.3%とストップ高まで買われたり、学びエイド+25.6%、WOLVES HAND+19.4%、MFS+23.2%、VRAIN Solution+14.1%、PostPrime+15.9%、D&Mカンパニー+10.7%と●●●A銘柄が大きく上昇したりと、個別銘柄では派手な値動きも目立ちました。ファンダメンタルズのいいものあり、そうでないものありといった感じで読みづらいですが、大きなテーマが無い中ではこうした銘柄で遊ぶ感じになってるようですね。東証スタンダード市場で名村造船+10.8%、伊勢化学+17.3%も大きく上昇していました。弊社ではこうした銘柄はあまり推奨は致しませんが、大けがしないようにプレーするのはそれはそれで良さそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]