今日は日経平均+0.5%、TOPIX+0.7%と反発しました。

何で今日上がったのと聞かれれば、昨日下がったからだよと答えるような、そんな感じのマーケットですね。

材料がない中で、トランプトレードアンワインドで基調は弱く、しかし日経平均の38,000円はサポートだと考えられているので、下がる、でもちょい上がる、やっぱり下がる、そんなところです。

 

フジクラ+7.2%など電線株がまた強く、非鉄金属指数が+2.4%とセクターとしてトップのパフォーマンスで、以下銀行業指数、保険業指数、輸送用機器指数と続き、それだけみると強いマーケット感があるものでした。

実際、指数の上げ幅がそれほどでもな割には、東証プライム市場での値上がり銘柄比率は65%とそこそこ高く、循環物色的には悪くはなかったです。

 

他の個別銘柄ではソニーが買収検討と報じられたカドカワがストップ高(+23.0%)となったのが目を引きました。

アドバンテスト+3.7%に対しレーザーテック-1.8%という対比は最近の傾向通りの動きでした。

ただ、明日は順番的には下げだからということなのか、先ほどプーチン氏が核兵器使用の拡大を承認のニュースが出て、円高(153円台半ば)、日経平均安(一時38,000円割れ)となっています。

 

いずれにせよ長期的には上昇なので、下がったら買いではあるのですが、日経平均で38,000円近辺では個別銘柄も大して安くなっておらず、また、ちょっとしたショックで日経平均で1,000円安くらいはあり得ますので、ここら辺で特に買うということもなく様子見のところですね。

みんなそんな感じで様子見で買いが入らないので、下げ始めたら早そうというのもあります。ちょっと警戒です。

 

グロース250指数は+1.9%と、待っていた中小型株の大きな反発がやってきました。

カバー+2.7%、タイミー+6.0%、GNI+4.1%と主力が強く、メタプラネット+15.1%、リミックスポイント+6.5%など暗号資産系材料株も大幅高でした。

直近IPOで二日連続ストップ高していたHmcommが+9.1%、決算で大きく売られていたGMOFGが+15.4%など、強いものが強く、弱いものが戻ってくるという非常にいい流れでしたね。

久しぶり個別銘柄で勝負できるいいマーケットです。

日経平均、TOPIX、ドル円が小動きあるいはやや弱い(クラッシュしない)でいてくれれば、このいい中小型株マーケットは続いていくとみています。

 

一昨日お伝えした【参考銘柄】は、昨日+4.2%、今日+5.9%。

その前日にお伝えした【新規推奨】銘柄は、昨日少し下がった後で今日は+10%弱。

こちらもいい流れです。

 

 

 

 

 

 

 

 

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]