38,000円サポートがあるので大きくは売られませんが、堅調な東京都区部CPIを受け日銀の利上げ観測が高まって、150円を切る円高となるとさすがに大型株中心に下がり、日経平均-0.4%、TOPIX-0.2%となりました。

月末ということもあってか、東証プライム市場の売買代金が3.6兆円と薄商いのなか、下げがこの程度だったのはある意味強いも言えます。ただ、買い材料がないなかでウダウダな動きというのは変わらないです。毎日こうコメントするのも疲れてきましたが。

 

利上げ方向であるということから、銀行業、保険業がベスト2パフォーマーとなり、輸送用機器(自動車)、精密機器、電気機器がワースト1,3,4パフォーマーとなる教科書通りの動きでした。

個別では2日前に大きく売られて昨反発していたサンリオは今日も+6.3%と上げました。さすがのキティちゃんです。

 

グロース250指数は+1.5%と昨日上がらなかった分を取り戻すかのように強かったです。

 

MUFGによるTOBが報道されたウェルスナビ+28.4%、主力でGNI+7.5%やフリー+3.5%、JAXA公募事業の実施期間に選定されたQPS研究所+17.1%など、指数ウェートの高い銘柄が上昇しました。

本日上場のグロービングは、東証グロース市場としては大きめの時価総額銘柄でしたが、引けはIPO価格比+27.2%とまずまず。昨日上場のククレブも+6.6%と堅調。

BTMと戦略的資本業務提携を発表したヘッドウォータースが+17.0%。

ペロブスカイト太陽電池銘柄伊勢化学が+6.4%。

買収観測で昨日ストップ高の住信SBIネット銀行が+3.5%。

材料株系で崩れるものがあったり、民事再生法申請の日本電解が今日は値幅制限なく-83.3%というものもありましたが、上記銘柄以外にも大きく上昇する銘柄も目立ち、全般的には非常にいいマーケットでした。

 

今日の中小型株は月末のお化粧買いも入っていますので、実力以上かもしれませんが、いずれにせよまだ中小型株強気マーケット継続中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]