日経平均 +6.0%、TOPIX +6.3%、 TOPIXコア30 +7.7%、 グロース250指数 +10.2%と大幅反発しました。

後にフェイクニュースとされた米関税政策緩和の話があったり、各国が軟着陸を目指した交渉をスタートさせたり、石破首相とトランプ米大統領の電話会談がポジティブなものであったりで、グローバルと日本の関税見直しの期待が高まったことが大きく効きました。

 

昨夜の米株は日中は大きく動きましたが引けはほぼ変わらずぐらいで、いつもよく見る”日本株だけ悪材料に大きく反応するけれども、米株はなんてことはなく、日本株は翌日戻す”といったパターンだったといえば、そんな感じです。

 

また、昨日のコメントで今回の急落は昨年8/5のクラッシュのケースと違うとして、日経平均のサポートレベルについてコメントしましたが、今のところは同じパターンでの反騰を見ています。

 

ただやはりそれでもやはり今回は違う、まだ下値警戒は必要だと見ています。

 

今日の売買代金が昨日より減少しており、それによって昨日がセリングクライマックスだったという論もありましょうが、主要指数が先週金曜日の引け値レベルを回復するまでは、単なる買戻しでのリバウンド過ぎない可能性も少なくないからです。

米関税政策緩和が大きく進めば、もちろん急落は何だったんだろうぐらいに急騰となるでしょうが、進展が無ければ、まだこのレベルは、ファンダメンタルズが米関税政策のネガティブを織り込んでいるところではありません。

 

下げたら買いというスタンスはいいとは思いますが、昨日コメントしましたサポートレベルまではまだそこそこ離れているところでありますので、ポジションサイズ感などリスクコントロールに細心の注意を払いましょう。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]