始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

[今回の内容]

1)TOPIXプライム移行スケジュール

2)(予想)TOPIXプライム、TOPIX1月リバランス|リバランス日1/28|公表1/11

3)(ほぼ確定)主なインデックス・イベント一覧 

 

1)TOPIXプライム移行スケジュール

【新市場区分の移行手続き】 

上場会社は 2021 年 9 月 1 日から 12 月 30 日までに、新市場区分が始まる 2022 年 4月 4 日時点で所属する市場区分として、いずれかを選択 し、その旨を東証に申請する必要がある。その際、現在の市場区分と選択先の市場区分の組合せに 応じて、異なる基準が適用される。 

【移行時に適用される基準】

【主なスケジュールのまとめ】

 

2)(予想)TOPIXプライム、TOPIX1月リバランス|リバランス日1/28|公表1/11

1月のリバランス自体は大きなイベントではない。1/11夕方に公表される新市場区分が最重要事項。

新市場区分公表によって、現在東証一部ではない銘柄(東証2部、マザーズ、JASDAQ)の中から、プライム指定される銘柄が明らかになる。

実際の新規採用銘柄の買いは、4/4に新市場区分への移行が行われるため、その翌月=5月末組み入れとなる。

プライム新規採用予想銘柄は、年初からのパフォーマンスは非常に厳しい展開となった。一部の銘柄(フルヤ金属など)以外では、ほとんどチャンスがなかった。

全体的な相場も下落基調であったが、この一週間は、特にマザーズを中心とした小型株への売り圧力が強く、プライム採用候補をロングし、TOPIX先物をショートしていても評価損は免れなかったと思われる。

一方、1月TOPIXリバランスのFFW変更予想銘柄では、売り方向銘柄の下落が微妙に効いて、1%ほどパーフォーマンスが向上するという皮肉な結果となった。尚、新規採用となる7383ネットプロ、7092FFJは、買い候補銘柄として不動である。

 

11日夕方には、いよいよ市場区分が公表される。12日以降は、確定情報として売買されることになるが、候補リスト以外の銘柄は、新規買いの候補となり得る。

また、足元の下落で、事前ポジションも相当数整理されていると思われ、再度エントリーの機会を狙いたい所であるが、米金利上昇を嫌気した調整が続くと、小型株成長株への逆風が続くかもしれない・・・大きくポジションを傾けることは避けておきたい。

尚、東証一部でプライム指定されない銘柄に関しては、スケジュールとしてはまだ先であり、かつ、実需売りの影響は時間分散により軽減される為、取り扱いが難しい。

個別銘柄としてショートしてもいいと思える銘柄の支援材料として捉える程度にとどめておきたい。

一方、ヘッジファンドなどの大きい資金を動かす主体は、非東証一部プライム新規指定買い、東証一部プライム非採用売り、FFW低減銘柄売り・見合いの買い、その他先物ポジション調整・・・などの組み合わせで中期的なポジション構築に動く可能性が高い。これらの根底にあるのは、対TOPIXでアウトパフォームするか、アンダーパフォームするか・・・の相対的な優位性で利益を出そうとする発想であり、個別銘柄勝負とは異なる。

いずれにせよ、実需は、ある程度スケジュールに沿って、必ずリバランスしてくるので、パッシブの需給の影響は常に意識しておきたい。

当メールでは、その都度、分析を掲載していくので、参考にされたい。

 

【TOPIXプライム新規採用想定銘柄】

東証1 部以外に上場しており、プライム市場の「上場審査基準」を満たしていると考えられ、発行体側がプライム市場を選択すれば、プライム指定となる可能性が高い銘柄。

この続き:82文字

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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