先週末の米株が少し強く、特に米ナズダック指数は1%以上上げていたので、日本株も強いことを期待していたのですが、本日は弱い展開となってしまいました。まあ米FOMC後の上げからの下げ幅を比べれば、米株指数は3%ほど下げていますので、そこまで下げていなかった日本株が米株に合わせるように下がってしまったという感じです。週末恒例の暗号資産の激しい動き(ビットコインが20,000ドル割れどころか、18,000ドル割れまでの下げ)でセンチメントが悪化していたということも微妙に関係していそうです。リスクオンにはなれないですよね。

一方、バリュエーションという意味では、そこそこいいところまで下がっています。弊社はTOPIXの12カ月先EPSを143.4円程度と見込んでおり、リスクオフだが総悲観まではないというところのPERを12.5倍と考えていまして、1,792.5ポイント辺りを現状の下値のメドと考えています。今日のTOPIXの引けが1,818.94ポイントですので、ここから1.5%ほど下ということになります。日経平均でいうと、25,400円ぐらいになります。もちろんマーケットは常に行き過ぎるものですし、総悲観になればPERは12倍を切るかもしれないので、まだまだ下もあり得るのですが、ここは少し買ってみたいレベルです。(ここら辺のレベルを切ってしまうと、この5年のチャート的に24,000円が次のメドになりそうです。)

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]