「遠くの戦争は買い」とはよく言われることではありますが、本来は戦争特需からの発想のところ、今回はパレスチナ紛争を受けた”質への逃避”が米金利利回り低下を招いたことで、昨日の日本株は全面高となりました。しかしそれも長続きはせず、今日は早くも落ち着いてしまった感じでしたね。
日経平均+0.6%、TOPIX-0.2%と、昨日に引き続き今日も日経平均がTOPIXのパフォーマンスを大きく上回っているあたり、今回の上げは海外投資家の先物買い戻し主導という感じで、腰の入った買いが入っている感じはありませんでした。そうした買いがないことは、東証マザーズ指数の弱さを見ても分かります。昨日は1%しか上がりませんでしたし、今日の下げで引け値が先週金曜日の引け値を下回ってしまいました。
今日の日中の米金利の動きを見ていると、米金利利回り低下も止まってしまった感じです。今晩は米9月PPI、そして明日12日21:30(日本時間)は注目の米9月CPIの発表もありますので、神経質な動きが続きそうです。
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ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
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