米国の対中半導体規制で日本は適用除外となり、更に昨夜の米株市場で半導体銘柄が強かったことから、本日の日本株は半導体関連銘柄が大幅高となり、日経平均を+1.9%と押し上げました。TOPIXは+1.4%でした。

 

寄り付き時点ではドル円が149円台ということもあり、日経平均も前日比ちょい高ぐらいの静かなスタートだったのですが、半導体関連銘柄の上昇幅が非常に大きく、不意を突かれたというか、ショートも結構入っていたのでショートカバーを引き起こしながら、後場にかけて力強く上昇していきました。

ドル円も日経平均に引きずられるように150円台を回復しました。

 

上げ方がショートカバーの色合いが強いものでしたので、明日にはまたいつものじり安日本株に戻る可能性があって少し注意です。

しかし、年末に向け全体相場は上昇していくというのがある程度コンセンサスになりつつありますので、明日も上昇ですとそのまま押し目もなく上がっていく可能性も高いです。そうなったときには素直に買いでついていくところだと思います。その場合、ドル円がまた円高に向かわないことも一つの条件です。

 

半導体関連銘柄がディスコ+6.1%、レーザーテック+4.3%などと大きく上昇し、フジクラ+6.2%など電線株、川崎重工+6.6%など防衛株、マネックス+9.5%など暗号資産株、そしてトランプ関連の代表株ヤマシン+2.8%が上昇し、トランプトレードが再燃した感がありました。

円安になるとトランプトレードと指数高、円高になるとその逆と、分かりやすいといえば分かりやすい動きになっていますので、指数の動きを見ながら素直に順張り、銘柄選択で儲けやすいマーケットになっているのはいいことですね。

 

グロース250指数+0.8%と、こういう時はどうしても中小型株は対大型株で割り負けてしまいました。

 

ただ、カバー+4.5%、GNI+3.2%、GENDA+6.2%と主力が強く、いい雰囲気はだいぶ戻ってきています。明日は中小型株が強い展開になるとみています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]