昨夜の米株が強く、オーバーナイトで日経平均先物も買われていましたから、日本株は更に上への展開なのかと思いましたが、ドル円が一時146円台までの反転円高となったことも重しとなり、日経平均-0.1%、TOPIX-0.3%と下げ、TOPIXは14営業日ぶりの下落となりました。

 

マクロ的には円高反転、需給的には反落と東証プライム市場の売買代金減が日本株のネガティブ要因ですが、売買代金はそれでも5.4兆円の高水準、後場になってから引けまでの一本調子のジワジワ上げはポジティブ要因であり、上下トレンド判断には今日は至りませんで、明日に持ち越しとなります。

 

米トランプ大統領の中東訪問が効いて米半導体株がエヌビディア+5.6%などと強く、日本半導体関連株も今日はスッキリと上げ、ディスコ+11.1%、フジクラ+4.9%、アドバンテスト+4.9%が大幅高で東証プライム市場の売買代金1~3位を占めました。決算もありましたが、ソフトバンクGも+3.7%と買われました。

 

決算系ではソニーが+3.7%と上昇、ホンダ-2.9%、日産-0.7%が下落しました。

MSCI指数に追加されなかった川崎重工が-2.6%と売られました。

 

グロース250指数は+0.5%で、東証グロース市場売買代金も増え、大型株から少し資金循環がきていました。

東証グロース市場売買代金1位のカバーが決算で-14.1%となり指数を-2.4pt下げましたので、実態はもう少し上昇した感じです。

 

ただ個別銘柄の動きは今日もばらばら風で、売買代金2位から順にサンバイオ-1.1%、ispace-1.4%、QPS研究所+3.8%、Nextone+25.9%、アスタリスク-6.8%、Finatext+25.7%、バンクオブイノベーション+6.3%と、主力も決算ものも大きな値動きで上下が分かれました。

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]