始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

 

[今回の内容]

1)フロー動向

3月第一週、信託銀行6週ぶり売り越しに転ずる・・・が、二週目は買い越しか?注目される大学ファンド。

2)3月インデックス・イベント

配当再投資先物買い、3月TOPIXリバランス、FTSEリバランス、S&Pカーボンリバランス、日経平均入替え

3)主なインデックス・イベント一覧

TOPIX4〜6月リバランス予想、各月5,500億円、合計三回で片側1.7兆円のリバランスが想定されている。

 

1)フロー動向

3月第1週(2月28日~3月4日)の現物と先物の両取引を合算した投資主体別の売買は、海外が現物、先物合算で売り越し。個人は現物、先物を合算で買い越した。

同週の日経平均は軟調。週前半は一時27,000円を上回る場面もあったが、週末にはロシアがウクライナの原発施設を砲撃したことが伝わったことなどから急落。

全体相場がリスクオフに傾くなかで、海外投資家は売り越し。一方、個人投資家は週前半の戻り時点に加え、後半急落時にも押し目買いを入れたもようで大幅な買い越しとなった。

相場が不安定な中で投信は解約が増えたもよう。信託銀は、先週指摘した通り、買い越しが鈍り始めていたが、結果的には6週ぶりに売り越した

 

一方、度々話題となっている大学ファンドであるが、諸説噂が飛び交っているが、筆者は以下のように考えている。

日本株を買い始めているか?・・・・・Yes

まだ買っていないと考える見方があり、その根拠として、運用委託先として選別されたのはグローバルパッシブで、当初、株式・債券のウエートを定めるのにMSCI ACWI(日本株除く)を使用した経緯があり、日本株の運用委託先は決まっていないのでは?&ベンチマークも公表されていないし、ということがある。なのでまだ買いは始まっていないのではという見方である。株式ウエートを算出する際、日本株はTOPIXが使用されていた事も、判断を迷わせる事となっている。

しかし、これに対しては、あくまでもウエートを定める為に便宜上使われたものの、実際の運用ではMSCIスタンダードが採用されていると考える。つまり、グローバルパッシブの受託先が、日本株も含めた運用を仕切る・・・ということではないであろうか?

先週、数回にわたりMSCI型の買い(数百億円レベル)が観測されている。しかし、GPIFはMSCIスタンダードの運用残高はゼロ、準公的まで合わせても1千億円に満たない。ということは、この規模の買いが国内勢であれば、それは大学ファンドの可能性が高い。

また、当該グローバルパッシブの運用委託先は国内1社、海外1社ということらしいが、この二社で新規口座開設が同時期に行われているらしい。二社の名前と口座開設・その時期・・・これらが偶然とは考え難い。従って、第二週から買い始めている可能性が高いと考える。

 

2)3月インデックス・イベント

【国内指数】

■配当再投資先物買い(3/29~3/30)|権利付き最終=3/29)

QUICK試算(3/10時点)で3月29日→30日の配当落ちは以下の通り。

配当再投資合計は1.3兆円強の想定、加重型の影響が大きい。恒例となっているがNTの動向が注目される。

規模感では、NK225の影響は小さいが、TOPIXは足元の出来高に対し1日分以上の枚数となり、NTショート目線となるが・・・。

特に、3/25以降はNT縮小が意識されやすい。

(MSCI等は経験則でTOPIXの6割として試算)

 

■TOPIX_3月リバランス(3/30)|公表3/7

売り250億円弱、2月件と同様に見合いの買いは先物買いが中心となろう。

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。