始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書

今月末のインデックスイベントは、TOPIXとMSCIのリバランスが絡み合い、非常に規模も大きく、かつ複雑なものとなっています。

また、日経は5月23日に、日経平均株価のルール変更に関するコンサルテーションを開始しました。実施されれば、非常に大きな変更となり、早ければ今年10月の定期見直しから適用となります。内容や予想される個別株へのインパクトなど、5)にてまとめております。インデックスリバランスプレーとして、非常に面白いものですので、是非ご覧頂ければと思います。

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[今回の内容]

1)フロー動向

■投資主体別売買状況・現先合算(5月3週)- 海外投資家は2週連続で売り越し 個人は2週ぶりに売り越し

2)TOPIXリバランス&MSCIリバランス

5月TOPIX FFWリバランスは、直近5日間では逆方向、期間が長ければ順方向となっている。 

TOPIXリバランスの翌日に控えるMSCIリバランスにおいて、相殺される銘柄・同方向の銘柄が混在しているが、基準日が異なること、ベンチマークが異なるため、運用サイドでは、それぞれの案件として対応する事になる。

一方で、引けG等に絡む証券、プレポジションは二日通しで見る必要がある。

 具体的に案件を見てみると、サイズ感が大きいと再認識させられることもあり、5/30は順方向と想定しているが、4月リバランスの着地が順方向として悪くなかった為、プレポジションが引けに集中すると逆に振れやすい。

5/27ではある程度のプレポジ解消があったと思われるが、当日の場中の展開によっては、方向感が大きく変わる。

■TOPIX_5月リバランス(5/30)|公表5/11

  • ターンオーバー片側91bp・5700億円

■TOPIX_6月リバランス(6/29)|公表6/7(未発表分FFW確定)

  • ターンオーバー片側93bp・6000億円

3) その他のインデックス・イベント

■MSCI 5月RB(5/31)|公表5/13(ファクターインデックス公表5/20)

  • Japan Standard指数では22銘柄の削除
  • ファクターインデックス

■FTSE 6月RB (6/17)|公表5/20(NAREIT公表6/2)

4)主なインデックス・イベント一覧

5)日経平均株価への「ウエートキャップ」導入等に関するコンサルテーションについて

   候補銘柄は大幅に順方向

 

1)フロー動向 

投資主体別売買状況・現先合算(5月3週)- 海外投資家は2週連続で売り越し 個人は2週ぶりに売り越し

5月第3週(5/16~5/20)の現先合算の投資主体別の売買は、海外が現先合算で2週連続で売り越し。個人は現先合算で2週ぶりに売り越し。

同週の日経平均は2週ぶりに上昇。中国の経済活動の正常化期待などを支えに18日まで4日続伸し、節目の27,000円台を回復。

一方、ウォルマートをはじめ米小売り大手企業の低調な決算を嫌気した米国株安を受け、一時26,100円台まで軟化。ただ週末は急落に対する反動の買いが入り持ち直した。

海外投資家は現物は買い越しに転じた一方、先物は大幅売り越しが続いた。

個人投資家は5月第2週の大幅買い越しから一転、現物と先物ともに売り越した。

主に年金動向を示すと言われる信託銀行は先物は売り越しに転じたが、現物は買い越しを継続。また事業法人は自社株買いの増加を背景に現物を大幅に買い越した。

(自社株買いに関しては、事法の買い、信託経由の買い、証券会社でプール買い後にブッキング、ブッキング先は信託や事法・・・と単純ではない)

 

2)TOPIX リバランス

■TOPIX_5月リバランス(5/30)|公表5/11(未発表分FFW確定)

  • ターンオーバー片側91bp・5,700億円
  • 買い方向でグロース色が強い
  • 買い方向は米株株感応度が高い
  • 筆頭銘柄:トヨタ・商社vs NTT・ソニー
  • 自己株消却では、HOYA(60億円)、小野薬(35億円)など計130億円相当
  • 4月分(4/27RB)は、後場から順方向の動きが顕著

【ヒストリー】

5/9    相場環境は、米株↓、NT↓、V>Gで、通常であればリバランス・スプレッドは大幅に逆方向かと思いきや謎のフラット、何か走ったか?

5/10  寄り後落ち着くとリバランス・スプレッド(RB・SP)は順方向の展開、V<G、NT↑もあり、引けにかけて順方向拡大で終えた。

5/11  朝方から順方向、後場順方向拡大の中、トヨタ決算↓vsソニー堅調↑で一段と拡大、RB・SPは4/27比で△31bpとプラス浮上。

5/12  海外市況を受け調整色が強い中、相対的にV>Gとなり、RB・SPは終日逆方向、再び水面下に押し戻され▲76bp(4/27比)で終えた。

5/13  V<Gリバウンド、NT↑、物産↓、ダイキン↓、SBG↑、東エレ↑など個別要因も重なり順方向の展開、▲24bp(4/27比)まで回復。

5/16  米株↑、V<G、NT↑・・・と順方向の条件が揃い、RB・SPは順方向、朝方落ち着いた後は終日パラレルで△56bp(4/27比)で終えた。

5/17  朝方逆方向スタート、10時過ぎからV<G、NT↑に沿って順方向に転換、引けに掛けやや順方向拡大し前日比△29bp(4/27比△85bp)

5/18  4営業日連続↑外部環境に沿って順方向、買い上位NTT高値、ソニー、東エレ、任天堂が効いた。前日比△83bp(4/27比△168bp)

5/19  5営業日連続↑、逆方向の地合いであったが、ジワリ順方向継続。前日比△15bp(4/27比△183bp)

5/20  6営業日連続↑、朝方逆方向も10時頃から順方向へ。前日比△20bp(4/27比△203bp)

5/23  終日逆方向↓、売り方向の海上↑が効いた。前日比▲10bp(4/27比△193bp)

5/24  逆方向で推移後、10半頃から順方向、そのまま終えた。前日比△15bp(4/27比△208bp)

5/25  逆方向で推移、前場フラットな場面もあったが、逆方向のまま終えた。前日比▲25bp(4/27比△183bp)

5/26  逆方向二日目、V>G、NT↓で環境は↓方向だが、一部アンワインドの動きか?前日比▲25bp(4/27比△158bp)

5/27  順方向からRB・SP縮小、外部環境は順方向拡大を示唆していたが、一日前でアンワインドに押されながら前日比△14bp(4/27比△172bp

【金額上位(騰落率:4/27比】

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。