想定より強い米1月PPIの発表のあと、もう終わったと思われていたインフレ・金利上昇懸念が再びテーマ化してしまい、昨夜の米株は下落、本日の日本株も連れ安となりました。最近何回かコメントしていますが、またしても日経平均27,500円に戻ってくる動きといえば動きでした。(引け値27,513.13円)

 

週末ということもあってか、昨日までせっかくいい雰囲気になっていた中小型株も、東証マザーズ指数-1.8%のように、全般的には下落ということなりました。ですが、個別で見るとそれほど悪くないというか、材料株系がやたら強いということだけではなく、循環物色のような形で、それほど悪い決算ではなかったのに売り込まれている銘柄とか、最近出番が無かった銘柄とか、そういったものが買われていたように見えました。資金が逃げているという感じではありませんでしたので、今日はまあしょうがないとして、来週仕切り直しで取引できる、それぐらいの元気は市場にまだ残っていました。来週に期待しながら、あまり考えすぎず今週末はゆっくりして、決算発表シーズンの疲れを癒しましょう。。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]