今週初めに米長期金利が下がった要因は、やはり一時の需給だけだったのかという感じで、昨夜は米10年債利回りが再度5%に向けて上昇し、そしてそれを嫌気して米株は下落するいつもの的な展開となっておりました。
本日の日本株はやはり連れ安となりました。ドル円がその手前のレベルで均衡していた150円の壁を突破し、為替介入も無くスルスルと一時150円80銭近くまでの円安となりましたが、だからと言って輸出株などの支援材料になった感じもなく、日経平均-2.1%、TOPIX-1.3%とむしろ輸出株は弱いぐらいの値動きとなりました。米半導体関連株が弱かったのも一因ではありますが、円安も株高に効かないとなると、なかなか株価を支える材料がありませんね。日本の金利もも上昇しましたが、銀行株が強いということも無かったです。
引き続き日経平均で30,487.67円、そして30,000円を切るか切らないか、需給で動くマーケットでのサポートレベルを探る状況が続きます。
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ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
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