本日は特に材料もなく、昨夜の米株が上げたから日本株も上げた、だけといった感じでした。東証プライム市場、東証グロース市場ともに昨日よりも売買代金が減っており、上げはしたものの閑散と言った雰囲気でしたね。

 

上昇するのにモメンタムが必要な中小型株は、昨日上げ過ぎたということもありますが、東証マザーズ指数の-0.6%に見られるように全般的に弱い動きとなり、また、このマーケットはこうすべきといった兆候も未だつかめない状況も続きました。弊社リサーチのコラム推奨銘柄で言いますと、今日はファンダメンタルズの良さが評価されて強いものと、バリュエーションの高さが嫌気されて弱いものとハッキリ分かれている感じでしたが、これも日替わりで雰囲気が変わるので、調整のしようもトレンドのつかみようもなく、引き続き様子見しかできない感じが歯がゆかったです。

 

需給、あるいは米株というか米長期金利に振らされるマーケットが続きます。その米長期金利も、10年債利回りが5%から下がったのは、米著名債券投資家の行動(「現在の長期金利で債券をショートし続けるのはリスクが高すぎるのでのショートポジションを解消した」、つまり利回りが高すぎるということ)によるものが大きいとなれば、ほんとに需給相場でしかないという感じです。じっとチャンスを待つしかなさそうです。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]