年度初めは機関投資家により益出しの売りが出やすいとはいえ、先週金曜日のいい雰囲気からはあまり想定出来なかった下げとなり、今日は日経平均-1.4%、TOPIX-1.7%となりました。少し売りが売りを呼ぶ展開のところもありましたので、売り手としてもここまでの下げは予想外だったのではないでしょうか。

 

そうした需給での値動きですので、どこまで下げるかというレベル感はあまり作れず、売り圧力が終わって上がり始めればそこで買いといった感じです。前場で売られた後、お昼休みを超えて後場の動きは下げ止まって落ち着いており、買いもしっかり入っていますので、反発はそう遠くないと考えています。不安定な動きが少し続くかもしれませんが、上昇のタイミングを逃さないようにしたいですね。

 

グロース250指数は-1.6%と、指数としてはTOPIXなどの値下がりとあまり変わらない下げ幅でしたが、個別銘柄では大きく下げるものも目立ち、やはり先週金曜日の大きな上げの反動はありました。しかし、為替介入を気にして大型株が上げづらい展開となれば、チャンスが大きいのは中小型株です。ゴールデンウイークに向けて、大幅上昇を見せる局面が近いと考えています。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]