本日の日本株は、日経平均+0.5%、TOPIX+0.5%、グロース250指数+0.4%と、3指数そろって小幅高となりました。
ブレント原油は一時98ドルを超えて100ドルが視野に入り、金利のほうも2年国債利回りが一時1.5%と31年ぶりの水準まで上昇と、原油高と利回り上昇が続いています。
そして何より、円は163円台と40年ぶりの安値圏に居座ったままです。
この3つが日本株全体を不安に包んでいる、というのが今の地合いです。
それでも、下げ過ぎた半導体関連の上昇に主導される形で反発が続いています。需給のバランス自体は、悪くありません。
ただ東証プライム市場の売買代金は8.6兆円、キオクシアも2.5兆円ほど。どちらも前日から2割前後減っています。
なにしろキオクシアが元気じゃないと盛り上がりませんし、この株に代わる次の主役も、今のところ見えていません。
そのキオクシアですが、大株主である東芝が株式を売却したことが開示されました。保有比率は16.1%から15.1%へ低下しています。
ペースは分かりませんが、この漠然とした売り圧力への不安も、なかなかつらいところです。
韓国はKOSPIが+4.4%。サムスン電子+5.0%、SKハイニックス+6.4%なのに、日本の半導体関連が、そして日経平均が上がりきらない。キオクシアに至っては逆行安です。売買代金2位の太陽誘電も下げました。
良いサインがなかなかないですね。
一方で、利回り上昇を受けて金融株が買われました。
業種別では鉱業+2.2%、銀行+1.8%、非鉄金属+1.7%、証券+1.4%、機械+1.3%、鉄鋼+1.0%、卸売+0.9%と、景気敏感が上位に並んでいます。
バリュー相場の色合いが濃いですね。
そうした銘柄を買っておいて中長期で儲けるという方法はもちろんアリですが、過去何度かコメントしたとおり、それでは指数が上がらない。
盛り上がりには欠ける相場展開です。
中小型はどうかというと、直近IPOのティアフォー+22.2%、GO+3.3%、LiNKX+19.6%が買われました。
主力どころではパワーエックス+5.8%、QDレーザ+5.9%、アストロスケール+2.7%。
材料の出たAIメカテック+9.2%、YE DIGITAL+18.0%も上げています。
ただ、全体への波及は限定的でした。
物色の日替わり感は強く、短期トレードは少し難しい状況です。
今はグローバルマクロに逆らって上げるパワーが、大型株・中小型株ともにありません。
一体となって動いている原油、金利、円安がどうなるか次第です。
そして、決算発表シーズンの本格化前、そしてお盆休暇前です。
いずれにせよ、大きく張っていく局面ではないところです。
慎重なリスクコントロールをしていきましょう。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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