本日の日本株は弱い展開となりました。
昨夜の米株が利食いの動きで弱含んだ後、更に今朝の寄り前にフィッチによる米国の格付け引き下げが発表され、米金利高、円高、(日銀金融政策決定会合を受けた)円金利高と、日本株にとって悪材料が重なったことが主因です。昨日コメントしましたが、昨日の引け値のレベルがそこからは上値が重いと思われるレベルでしたから、そこで悪材料が出ますと下げは大きめになってしまいますね。日中の動きを見ていますと、リスク回避でCTAなどが淡々と指数先物を売っているのに対し、買い手はぼーっと様子見していたというところで、需給も良くありませんでした。ただこれまでもあったように、米国時間になると何もなかったように戻すということありますので、今晩の米株市場を見てから、これからの短期相場(上下)の動きを考えていくことになりそうです。日経平均は-2.3%と大きい下げですが、TOPIXは-1.5%とまあまああると言えばある下げ幅ですので、今日のところはそれほど考えすぎない方がいいと思います。
中小型株は東証マザーズ指数が日経平均、TOPIXよりも下げが小さかった(-1.1%)ように、昨日想定した循環物色が少しきている感じもありました。ただ、売買代金は昨日より大きく減っていまして、買われているというよりは売られなかったという感じ。こちらも明日の値動きを見てから色々の判断となりそうです。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:昨日とは逆の流れで個別銘柄強い、中小型株も悪くない - 2024年5月17日
- マーケット一言:米CPIを無事通過で日本株の基調強いが、今日は一部銘柄のみ盛り上がる、明日以降全体への波及を期待 - 2024年5月16日
- マーケット一言:米4月PPI無風通過だがCPI前でリスクオフ、個別銘柄の状況悪い、明日から次の局面へ - 2024年5月15日
- マーケット一言:引き続き指数は静かで、個別銘柄でのプレー - 2024年5月14日
- 米PPI、CPI発表前で小動き、金利上昇で不動産株弱い、ULSグループ(3798) - 2024年5月13日