お盆の中日で売買代金はまた減少して引き続き夏枯れ相場であり、米金利上昇を受けてドル円が145円まで上昇し、逆に為替介入警戒で日経平均を中心とした指数買いに行けなくなった日であり、決算発表ピークを越えて材料難であり、GPIFが今月初から売っている観測ありと、商いの薄い中で少なくとも買い手不足ということは変わらない相場となりました。連休前の日経平均やTOPIXの買いはやはりショートカバーでしかなかったようで、上昇相場の期待はまたも遠のきました。まあ、トレンドが出るまではあんまり考えてもしょうがないかもなのですが。
中小型株では東証マザーズ指数が750ptを割っての引けとなりました。次の下の節目は725ptぐらいですからどうということがないと言えばないのですし、お盆のさなかでリアルフローがない時に判断はしないべきですので、売りという感じではもちろんないのですが、状況がもう少し見えるまではポジションキープぐらいで、買い増しは控えてという感じになります。
今日は判断するべき日ではないです。また明日コメントしたいと思います。
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ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
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