始めにお読みください:インデックス・イベント投資塾 用語説明 / インデックス・イベント手引書
現在進行中のインデックスイベント
- ラッセルノムラ日本株インデックス(実施日11/18)
- TOPIX 11月リバランス(実施日11/29)
- MSCI 11月リバランス(実施日11/30)
- FTSE 12月リバランス(実施日12/16)
- TOPIX 12月リバランス(実施日12/29)
1. ラッセルノムラ日本株インデックス(実施日11/18)
http://qr.nomuraholdings.com/jp/frcnri/index.html
主な特徴としては、大型小型やバリュー・グロースの割り振りがあるという点。例えば、トヨタはプライム採用で、ラージバリューの比率が82.7474、ラージグロースが17.2526、のように、
一銘柄でもバリューとグロースに分かれている。日産はラージバリュー100%なので、ラージグロースのポートフォリオには組み入れられない。
(ラッセルノムラ HPより)
次にこのインデックスを利用している投資主体であるが、海外は考える必要がなく、国内・特に公的資金が主体となっていると言って良い。
重要なのは、年金主体か?投信主体か?という点で、投信に関してはトラッキングエラー(≒ベンチマークとのズレ)を避けるため、ほぼ引値ギャランティが利用されるが、年金に関しては、運用会社の裁量が大きく、引値一発でリバランスするだけではない・・・という特徴がある。
また、アクティブ運用では、パッシブ運用と異なり、リバランス実施日に、こだわりが強くない。
ラッセルノムラに関しては、パッシブ運用はプライムのみであり、より一層、引値ギャランティによる影響は大きくないと考えるのが妥当。
ラッセルノムラの公開されているデータによれば、ある程度運用資産額が存在しているベンチマークの回転率(ターンオーバー)は以下の通り。
トータルマケット=回転率片側1.3%
ラージバリュー=12.4%
スモール=9.8%
スモールグロース=21.3%
プライム=1.3%
(これらを運用金額でまとめると回転率は約3%)
10月31日のリバランス公表後の動きとしては、リバランスの売り買いスプレッドは、概ね順方向が継続している。
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