円金利が今日も上げ止まらず、そして日経平均39,000円の壁はやはり厚いぞということもあり、朝9時半ぐらいに日経平均で39,141.99円までぴょこんと上にはねたのですがすぐ下げ戻し、その後は大引けまでズルズルと売られる最近よく見るようなパターンとなってしまいました。日経平均-0.8%、TOPIX-1.0%と下げました。

 

昨日+3.7%と上げてトップパフォーマーだった電気・ガスセクターが、今日は-2.6%とワーストパフォーマーになり、こちらも昨日強かった海運セクターが今日は2番目に悪いパフォーマンスとなるなど、いい雰囲気が2日続かないのが最近の市場の特徴です。市場を引っ張るセクターも無く、循環物色も続かずということですので、上昇相場のモメンタムは出来ませんね。

 

グロース250指数は-2.5%、大引け603.35で安値引けと今年安値更新となりました。金利が上昇するから中小型(グロース)株が売られるいう理屈以上に、なにしろ下げ止まらないから売らなければならないといった需給主導の下げで、どこまで下げるのかは需給次第ですので読みづらいところです。しかし、ファンダメンタルズ的にどうみても安いという銘柄が増えてきているのも事実です。必要以上に下げを恐れることなく、個別銘柄で勝負していければと思います。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]