日経平均 -5.8%

TOPIX -6.1%

TOPIXコア30 -7.0%

グロース250指数 -7.5%

 

これだけ下げると逆に説明不要というか、なにかしょうがない感じというか。

昨日の米経済指標で、新規失業保険申請件数が予想より多く、そしてISM製造業景況指数(7月)が46.8とめちゃ悪で、米利下げがほぼ決まっている今となっては、”Bad news is bad news”となって米株大幅安、米金利下落。

米金利下落を受けて円金利も下落、その割に148円台に突っ込む円高となっては、金融株も輸出株も、そして米半導体株安を受けて半導体株も、主要株がそもそも弱い。

マクロ系、ファクター系の売りは続き、日経平均36,000円近辺で一旦値ごろ感の買いが入るものの、後場に今度はファンダメンタルズ系の投げと思われる売りも出てくる。

指数も個別株も売られるのであればもうどうしようもありません。

 

日経平均の下げ幅2,216円は、ブラックマンデー以来歴代2位の下げ幅のようですが、下げ率としては10位以内に入らず、暴落とまでは言えなさそう。

東証グロース250先物では下げ幅の大きさによりサーキットブレーカーが発動、取引が一時中断、は久しぶりに見たなーという感じ。

 

昨日コメントしたように、超久しぶりの利上げ局面ですし、買い手側が何をどうしていいか良く分かっていないうちに、経済指標や為替、金利などが大きく動いたせいでマクロ系、ファクター系の愛のない売りがまず出て、そして大きく下げてしまうとファンダメンタルズ系もリスクを減らす売りを出しと。

今のところはパニックとまではいかず、買い手(様子見)と売り手(自動)のタイミングの違いによる需給のアヤによる下げと言えそうです。

 

東証プライム市場の売買代金が6.6兆円(今年の平均は4.6兆円)と増えていますが、これもまた8~10兆円ぐらいまで膨らまないと、セリングクライマックスとは言えなさそうですね。

ですので、需給的にはここで下げ止まるとは言えません。

 

今晩の米非農業部門雇用者数変化と失業率に大きな注目。

特に失業率が4.2%を上回ると、「サームルール」を満たし、景気後退を示唆するようです。

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]